紙が出来るまで

恵まれた環境での
ものづくり

全国1級河川水質ランキングで連年1位を
記録している仁淀川の伏流水を
使用しています
(国土交通省発表)

仁淀川

ハヤシ商事の原紙製造部門を担うコーシン製紙の使用している水は、飲料用にも使われている仁淀川の伏流水です。仁淀川は、愛媛県の石鎚山系を原流域とし、四国山地に深いV字谷を刻みながら南下し、やがて当社のある高知県土佐市から太平洋へと注ぎ込む1級河川です。

当社のやわらかいトイレットペーパー作りができるのは、仁淀川のキレイな水質のおかげと日々感謝しています。

紙の製造工程
コーシン製紙 株式会社

01

パルプ

針葉樹のパルプを使っています。繊維が細く長いので、しなやかで強い紙が出来るからです。もちろん、計画的な伐採による木から作られたもので、ECF(Elemental chlorine free 分子状塩素を使用しない)方法にて漂白されたパルプで環境や人体にも配慮しています。

02

パルプの溶解

紙の種類に応じて薬品を入れる

ティッシュペーパー
⇒濡れても破れない為に樹脂(湿潤紙力増強剤)

トイレットペーパー
⇒水で溶けるように澱粉

※人体や環境に有害な物質は含まれておりません。

03

抄紙

手漉きの作業で職人さんが水に分散させた原料を簀(す)の上に薄くすくい取る作業をご覧になった事があると思いますが、機械抄きの場合が、この工程になります。

回転する丸網(ワイヤーシリンダー)の表面に原料のパルプが張り付きます。
これをフェルトに巻き取って行く事で紙が抄けます。

04

脱水

・湿った紙をフェルト(毛布)にくっつけながら巻き取ってゆく

・プレスロールで水分を搾り取る

05

乾燥

ドライヤー
加温して水分を蒸発させる

06

巻き取り

原紙(げんし)と呼ばれる200キロ程の巨大なロールが完成